地域おこし協力隊(米地)

【出身地/前住所】 千葉県/東京都

【移住年月日】 2013年1月

【年代】 30代

【家族構成】 独身

【職業】 移住定住推進員


新得町に移住したきっかけ

北海道には旅行やスノーボードで何度か来たことはありましたが、
「北海道に住んでみたい!」とか「いつか田舎で暮らしたい!」とかは考えたこともありませんでした。

ですが、たまたま前の会社に勤めていた頃、仕事の一環で新得町に来る機会があり、
冬の雪景色や山の景色、日常では見られない自然の景色を見て、
自分が今まで生活してきた環境とは全く違うこと、町の温かい人達に魅力を感じました。

その時に初めて自分の中で「移住」ということを考えたのが、
今新得町にいるきっかけだと思います。
せわしない東京での生活に戻った時に「いつか新得に住んでみたいな」と思うようになりました。

両親が日本そば屋を営んでいたこともあり、そばの町である新得に運命を感じたり。
「いつか新得で暮らしたい!」と言っていたら、
運良くまた仕事で新得に行かせてもらえることになり、縁とタイミングが重なって、
流れに乗って来ちゃったという感じです。

移住を決めてから新得町での生活をスタートさせるまでの経緯

初めて新得に来た後、
東京に帰ってからまた1年後に仕事(任期1年)に来させてもらいました。
新得で生活して1年が過ぎ、任期後もこのまま新得で暮らしたいと思い、
一旦東京に戻り、前の会社を退職しました。

新得での仕事のことを考えた時に、特に仕事のこだわりもなく、単身なので、
町内か、なければ帯広くらいまで行けば、何らかの仕事はあるかと楽観していましたが、
ちょうど地域おこし協力隊を募集があったので応募、無事合格。
今は移住相談窓口での相談対応や移住体験ができるお試し暮らし住宅の管理、対応などをしています。

私が来た頃はアパートの空きもほとんどなく、選択肢がないような状況だったので、
ちょうど新しく建った新築の民間アパートに入りましたが、
今はアパートもたくさん建って、単身者や若い世代の家庭など、前よりは入居しやすくなっています。

新得での休日の過ごし方

来たばかりの頃は、色々行ってみようと1人で北海道のあちこちにドライブに行っていました。
東京では車は必要なく、維持も大変なので、欲しくても車は持てなかったのですが、
新得に来て欲しい車を買ったので、車に乗ることが楽しかったのもありますが、色々出かけてました。
北海道らしい広がる景色を見ながら運転すると、気持ちがスーッと軽くなります。
十勝平野が見渡せる近隣の展望台にはよく行きました。
今でもたまにもやもやした時はちょっと遠出のドライブに出かけて気分転換しています。

東京にいた頃に比べると買い物に行ったり、外食の機会も減り、自分の時間が多くなるので、
外出しない時は、ご飯を作ったり、ゆっくりお風呂に入ったり、本を読んだり、DVDを見たり、
育てている観葉植物を愛でたりしています。

以前はランニングもたまにしていましたが、今は完全に運動不足。
天気の良い時に外で楽しめる趣味を探している最中です。

移住してからの生活の変化や、暮らしの中で実感したこと

東京にいる頃は重度の人見知りだったんですが、新得に来てから、初対面の人と会う機会が多くなり、
環境と周りの人たちの人柄のお陰なのか、人見知りが減ったような気がします。

あと、無駄遣いが減ったこと、歩かなくなったこと。
お店が周りにないことが大きいと思いますが、物を買う機会が減りました。
車があると歩く機会がめっきり減ります。

生活費は家賃は安いですが、車の維持費があるので、東京の頃とあまり変わらない気がします。
スーパーも東京に比べると野菜は割高ですが、北海道産の食材が普通に買えるのは贅沢だと思います。

冬の暖房費も、夏にエアコンを使わない分、
夏のエアコン代を冬に回していると思えばあまり大差はない気がします。
ただ地元の人は寒いとガンガン暖房を点けるので、マネすると多分暖房費が凄いことになります。

冬の生活、住環境の対策や過ごし方、冬にまつわる感想

もともと寒いのは嫌いではなく、
来たばかりの頃は雪のある生活も珍しかったので、新鮮さもあり、苦とも思わなかったのですが、
何年か過ごすうちに、寒い時や雪の降ってる時は、外に出るのがちょっと嫌になる時もあります。
特に新得は風が強いので寒さが一層身に沁みます。

冬道は歩き方も要注意です。
路面が凍っているとどんなに慣れても油断すると転びます。ツルツルなので、物凄く痛いです。

雪の生活も、どさっと降った時に雪かきはしますが、毎日する必要はないので、比較的楽だと思います。
私はめんどくさがりなので、あまりちゃんとはしていませんが、
車に積もった雪を落としたり、ワイパーを上げておいたり、
地元の人は大雪予報の次の日は早朝から雪かきをしたりと、
雪対応は色々あるので、教えてもらったり、自分で経験しながら、冬特有の過ごし方で雪解けを待つ感じです。

雪道運転もスピードを出し過ぎず、急発進、急停車をせず、
除雪がちゃんとされている大きな道を通ったりと、
きちんと注意していればそうそう危険ではありませんが、
あまりにも悪天候な時は外に出ないのが一番です。

町内にはスキー場が2つあり、近隣にも結構大きなスキー場がたくさんあるので、
ウィンタースポーツ好きな方にはオススメ。

道内でも雪が少ない地域なので、寒ささえ苦にならなければ、
たとえ北海道の冬でも、意外とハードルは低いと思います。

移住後の生活で困ったこと、不便だと思うこと、失敗談など

家族が東京にいるので、年4、5回と実家に帰る機会が多いのですが、飛行機代が結構ばかになりません。
この広い北海道、移動距離が半端ないので仕方ないのですが、移動の交通費がとにかくかかります。
新千歳空港や札幌までJRで往復約1万円、
車でも高速代とガソリン代と駐車場代と考えたら同じくらいかかるのではないでしょうか。

そう考えると関東方面は帯広空港を使うと便利です。
高速道路の無料区間もあり、空港の駐車場代も無料。新得から1時間で空港まで行けるので、
夏の高い時期以外だったら千歳空港からLCCを使うのと同じくらいの料金で羽田に行けます。
私はほとんど実家に帰る時は帯広空港を使っています。

活動柄、住宅の維持管理をしていますが、冬の水道凍結には気を遣います。
初めてのことなので、仕組みがよくわからず水抜きに失敗して凍結させてしまったことも。
何度かやると慣れますが、失敗すると大きな出費になるので要注意です。

地域おこし協力隊や単身移住について

地域おこし協力隊は移住したい人にとっては、
町での暮らしとともに最長3年間の家と仕事(活動)があるので、いい制度だとは思いますが、
その後の定住は、本人の活動や生活が土台になって、3年後の目標で大きく左右されるので、
移住に強い想いがある人はきっかけとしてうまく活用できると思います。

単身で移住をした場合、近くに家族、親戚、今までの友人が全くいない中での生活になるので、
寂しい思いをする時もあるかもしれません。
人との交友が移住後の生活を助けてくれたり、心の支えになってくれると思うので、
単身に限らずですが、日頃の人付き合いが日常生活の充実につながるのではないでしょうか。

女性の場合、雪かきやタイヤ交換などの力仕事も全部自分でしないといけなくて大変ですが、
自然と逞しくなりますし、周りの人が助けてくれることも多いので、あまり心配はいらいないと思います。

新得町への移住を検討されている方へ、メッセージやアドバイス

現移住の担当者として、移住に関する相談を伺ってきましたが、
将来移り住む場所には必ず何かの「縁」を感じると思いますので、
まずは実際に来て、見て、感じることが移住への第一歩だと思います。

その上で「移住したい」と思ったら、
家や仕事、準備すること、心配事はたくさんあるかもしれませんが、
ある程度の勢いも必要だと思います。
移住の前に情報を集めて、理想や目標通りの準備ができるかというと、
よほど運が良くないと条件は揃わないと思います。

家も仕事も都会のようにたくさんの情報や選択肢はありませんが、ゼロではありません。
特に若い人は、目標への準備期間の生活を確保して移り住み、
現地で理想の土地や家、環境を求めて情報収集をしている方たちもたくさんいますので、
まずは来てしまった方が早く実現しやすい気もします。

新得町は自然豊かな田舎ですが、「程よい田舎」と言いますか、
自然が身近にありながらも普段の日常生活にはさほど不便はなく、
ちょっと足を延ばせば近隣のスポットも楽しめますし、道内のどこにでも行きやすいので、
自然環境と住環境、両方揃ったちょうど良い田舎(北海道)生活を楽しめると思います!!
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