新得町観光協会
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自然の中には様々な危険要素が潜んでいます。
登山者の皆さんは自らの判断と責任においてリスクを回避し、安全に自然を楽しみましょう。
ここでは大雪山国立公園における代表的な危険要素を紹介します。


●気象条件
  大雪山は2,000m級の比較的標高の低い山脈ですが、緯度が高い(北に位置する)ため気象条件は厳しく、本州の3,000m級の山に匹敵します。(大雪山には、夏と冬しかありません)
5月 黒岳や旭岳・十勝岳山腹では山スキーの最盛期。山はまだ冬です。
6月 雪解けは始まっていますが、雪が降ることも珍しくなく山頂はまだ厚い雪に覆われています。
7〜8月 雪解けは進んでいますが7月中旬頃にやっと夏山らしくなります。雪の消えた斜面には高山植物がお花畑を作り出しています。しかし最低気温が氷点下になることもあります。7月下旬から8月上旬が大雪山の夏です。残雪は日増しに小さくなり、それを追うようにお花畑が広がっていきます。8月中旬〜下旬には秋の気配で、山頂部では雪が舞うことも珍しくありません。
9月 山頂部の紅葉が山麓に向かって進み始め、初雪の季節です。中旬になると山頂部は初雪です。早い年だと下旬くらいには膝くらいまで雪が積もります。
10月 冬です。日増しに雪が積もり山麓でも初雪の時期です。
11〜4月 真冬と言うより厳寒の時期です。

●夏山の気候
  ◇大雪山の夏山は気温が低く、本州の2,000m級の気候とは違います。
  ◇大雪山を縦走するには2,000前後の所を歩き泊まる事になります。
    北アルプスの「穂高岳」あたりの標高を歩き泊まる装備が必要です。
  ◇9月〜6月の期間は冬山として行動・計画することが必要です。 
気温 大雪山は夏山でも寒いです。7月でも至る所に雪渓があり場所によっては万年雪(越年雪)となります。日射しが消えると日中でも上着が欲しくなり、風が吹けば震えが来るほど寒くなります。半ズボン・半袖の軽装は禁物です。防寒衣は必需品です。
大雪山で恐ろしいのは霧にまかれることです。山頂近くの平坦地では目標をとりづらく、慣れた人でも道に迷うことがあります。特に湿原地帯や雪渓の上ではルートの確保に十分注意して下さい。道に迷ったら落ち着いて行動し、霧の晴れるのを待つか慎重に元の場所に戻るか、いずれもあわてないで行動することです。
大雪山は豪雨の少ないところですが、雨はよく降ります。濡れると寒く、風でも出れば大変。夏の大雪山で凍死することも珍しくありません。雨の時は霧と風を伴うことが多く、道を間違えないように行動することです。雨具は必需品です。避難小屋かテントの中にいるのが賢明です。
山頂部や稜線ではかなり強い風が吹きます。山麓や避難小屋・野営指定地ではさほどでなくても山頂・稜線では強風のことが良くあります。大雪山では風に吹かれれば寒いです。日射しがあればさほどでもないにしても日陰では防寒衣が欲しくなります。雨に濡れて風に当たると急激に体温が奪われ危険な状態になります。テントを張る場合も十分な注意が必要です。

●道迷い
   大雪山国立公園の登山道は原生的な自然景観を維持するため、標識や道標は最低限しか整備されていません。
  こうした登山道には、登山者自らが登山道を見つけ出す技術が必要な箇所もあります。

●野生動物
   ◇大雪山国立公園は多くの野生動物が生息する場所です。トレッキングやハイキングをする上で注意しなければならない動物もいます。

1.ヒグマ
  ヒグマは猛獣です。時として人間を死に至らしめる事があります。ヒグマの生息地である大雪山国立公園においては、絶対に安全という対策はありませんが、ヒグマとのトラブルを避けるため、ヒグマに近づかない、ヒグマを近づけない対策が必要です。
@鈴をつける。
A残飯やゴミを捨てない。
B臭いや排水を出さない献立にする。
Cペットを連れて行かない。
※ヒグマと人間との間でトラブルが発生すると、その原因が人間にあったとしても、ヒグマが駆除されてしまいます。豊かな自然の象徴であるヒグマが安住できるよう大雪山国立公園であり続けるために、皆さんがヒグマとのトラブルを回避するように注意を払って下さい。

2.キタキツネ
 北海道に生息するキタキツネには、エキノコックスという寄生虫に感染している個体がいます。こうしたキタキツネの糞にはエキノコックスの卵が含まれており、卵に汚染された山菜や沢水などを直接口にする、あるいは卵が付着した手指を介して人間にも感染します。人間に感染しても、すぐに症状が現れず、数年から10数年の潜伏期を経て、上腹部の不快感や膨満感が現れ、次第に肝機能障害に伴うだるさや黄疸等の症状が現れ、放っておくと肺や脳に病巣が転移したり、命にかかわることもあります。
エキノコックスの感染を防ぐため、沢水や融雪水は、十分に加熱する(60℃10分間以上)、あるいは卵を除去できる浄水器で濾過してから飲みましょう.。

●転倒・滑落
  大雪山国立公園には夏でも多くの雪渓や万年雪があります。雪上の歩行の際には、転倒や滑落などしないよう十分な注意が必要です。また、雪渓の下は雪解けが進み大きな空間がある場合があります。このような場所で雪渓を踏み抜くと、転落し大けがをする場合があります。残雪や地形の状態をよく観察し、雪渓の踏み抜きや崩壊の危険性がないか登山者自身が判断をしてください。


大雪山国立公園のすばらしい自然を将来にわたり維持していくために、登山者の皆さんで気をつけましょう。

●野生動物
  ◇大雪山国立公園は野生動物の生活を自然な状態のままで保存していく場所です。
    ・野生動物の餌やりはやめましょう。

●トイレ
  ◇大雪山国立公園では、登山者のし尿が環境や景観に及ぼす影響が懸念されています。
    ・登山開始前にトイレに行きましょう。
    ・できるだけトイレで用をたしましょう。
    ・トイレの無いところでは携帯トイレを使いましょう。

●キャンプ
  ◇キャンプは自然に影響を与えてしまう行為です。この影響を最小限にして、次に来る人が気持ちよく利用できるようにしましょう。
    ・大雪山国立公園ではキャンプできる場所が決められています。野営場及び野営指定地でキャンプしましょう。
    ・山岳地でのたき火は禁止されています。
    ・残飯やゴミは全て持ち帰りましょう。
    ・排水を出さない献立にしましょう。
    ・植物の上にテント張るのをやめましょう。
    ・水をきれいに使いましょう。

●登山道
  ◇大雪山国立公園では登山道の荒廃が問題になっています。登山道の荒廃を防ぐために登山者にもできることがあります。
    ・登山用ストックの先端部に保護用キャップをつけましょう。
    ・登山道外にストックを突かないようにしましょう。
    ・登山道内を歩きましょう。
    ・登山道内に融雪水や降雨水が流れている場所においても、登山道外の自然(植生や地形)を守るため、登山道内を歩けるよう
     にロングスパッツ等を準備しましょう。
    ・融雪時期や降雨時では流水に加え、登山者の踏圧の影響で登山道が崩壊しやすくなること、及び大人数での登山は更に影響
     があることを理解してこういう時期の登山はなるべく控えましょう。

●避難小屋のご利用にあたって


●新得登山ガイド







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